論文
害虫がアリの足跡を避けることを発見 #
―厄介な害虫を天然物質で追い払える可能性を開拓―
矢野修一先生と京都工芸繊維大学の秋野順治先生らによる研究成果です。
ナミハダニとカンザワハダニが、アミメアリとクロヤマアリの足跡に残る化学物質を避けることを発見しました。
詳しくは、以下のプレスリリースを御覧ください。
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-10-31
論文は、下記にあります。
●
Yano S, Konishi M, Akino T (2022) Avoidance of ant chemical traces by spider mites and its interpretation. Exp Appl Acarol.
https://doi.org/10.1007/s10493-022-00752-5
D2のPattara Opadithさんの論文がアクセプトされました。卒業生の岩本皐さん(研究当時修士課程在籍)も検証に貢献してくれました。
[続きを読む]日本が編者の一人で、分担執筆もした「バイオロジカル・コントロール 第2版」が発行されました。 最新の生物的防除技術の全てを学ぶのに最適です。
https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=42046
[続きを読む]卒業生の須藤君の論文が受理・公開されました。
●
Sudo M, Osakabe M (2021) freqpcr: Estimation of population allele frequency using qPCR ΔΔCq measures from bulk samples. Molecular Ecology Resources (in press).
DOI: 10.1111/1755-0998.13554
矢野先生が共著者となっている、ハダニの協力行動に関する総説がpublishされました。何名かの卒業生の業績も紹介されています。
●Schausberger P, Yano S, Sato Y (2021) Cooperative behaviors in group-living spider mites. Frontiers in Ecology and Evolution 9:750. DOI: 10.3389/fevo.2021.745036
D2伊藤悠介君の論文がアクセプトされました。
●
Itoh Y, Shimotsuma Y, Jouraku A, Dermauw W, Van Leeuwen T, Osakabe M (2021) Combination of target site mutation and associated CYPs confers high-level resistance to pyridaben in Tetranychus urticae. Pesticide Biochemistry and Physiology 105000.
DOI: 0.1016/j.pestbp.2021.105000
DOI: 0.1016/j.pestbp.2021.105000
日本の前職での共同研究成果が受理され、公開されました。
https://rdcu.be/cvROz
アリモドキゾウムシとイモゾウムシは共に重要な侵入害虫で、根絶事業が行われています。この論文では、ミトコンドリアDNAの分子系統学的解析およびハプロタイプネットワーク解析によって、日本で発見された系統の起源は単一でないことが明らかになりました。
[続きを読む]